スタッフブログ

2018/06/19

清瀬スタッフ

精神障碍者の犯罪者率は一般の人の半分です

新幹線の車内で3名死傷のニュース。
理不尽な暴力の犠牲になった方やそのご家族、友人の無念はいかばかりかと言葉もありません。
しかし、その報道の中に容疑者が「自閉症」または「発達障害」であるという言及が散見されることは看過できません。
またか、です。凶悪事件の容疑者に精神科通院歴や病歴があった場合、そのことと事件を結び付けて報道され、障害者=危険というイメージはひたすら強化され続けてきました。
そのたびにこれを否定する記事も出されています。今回はこちら「新幹線殺傷事件『発達障害と犯罪』を強調した報道への大きな違和感」
(現代ビジネス 2018.06.12 原田隆之さん)です。ネットニュースで見つけました。
表題にあげた言葉もこの記事からの要約です。
「発達障害」「自閉症」「精神障害」という言葉が厳密に使い分けられていないのは確かです。私が書いているこの文章も含めて。
でも、精神障害と犯罪が強い関連性を持っているという意見に遭遇した時にそなえて、このデータは覚えておくべきだと考えます。特に障碍者支援に携わる私たちは。
「一般の人が犯罪を犯す割合は0.2%であるのに対し、精神障害者が犯罪を犯す割合は、0.1%に過ぎない。」(前掲の記事から引用)
半分です。

A.T.